マレーシアでアフターコロナの3つの医療展示会に参加して来ました。

今回は5月14日にAGEXPOと5月21日にMalaysia International Dental Show、5月31日にAPHM2022と3つのヘルスケア関連の展示会に参加してきましたので、簡単にご紹介したいと思います。

AGEXPO

AGEXPOは2年間の延期の末、ようやく開催となったようですが、初回ということもあり、参加企業は20社程度。台湾企業が積極的にブースを展開していました。
日本のタートルジムと自社のエクササイズ機器をコラボしてプロモーションしているのが斬新でした。

他にも何社か介護用品を扱う代理店などの出展がありました。

Malaysia International Dental Show

Malaysia International Dental Showのほうは48社からの出展がありました。
コロナ前の比べると約半分の規模のようです。

日系の商品の展示も見られました!
シンガポールからの出張者と話をしてみると、シンガポールとの地域間移動がコロナ前に戻ったようで、ほぼ規制なしで移動が可能だとのこと。
シンガポールでもマレーシアでも屋内ではマスクが義務付けられていますが、ただ感染者がゼロではないので、従来のようにブースを回って情報収集するのはコロナ感染のリスクがあるので少し不安な感じもありました。

APHM(Association of private hospital Malaysia)

最後にAPHM(Association of private hospital Malaysia)に参加しました。

APHMはマレーシアで29年前から開催されている歴史ある医療展示会の一つです。
私立病院、メーカー、代理店、規制関係など多岐にわたりブースの出展があるので、特にこれからの海外進出を考えている方、御社の商品が海外でどのような反応があるか確認したり、マレーシアのマーケットをざっくり掴みたいなど、色々な要望を満たすことができるので、お勧めの学会の一つです。特に、トップマネジメント層からの参加が多いことから、新技術、ユニークな製品の海外での反応をみるには最適な展示会の一つとなっております。

今回は116社からの出展がありました。前回に比べるとパビリオンが減り、外国パビリオンは1つ、オーストリアだけという状況で、まだコロナの影響を大きく受けていると感じました。
私立病院からの出展はKPJ、Sunway、Pantai/Gleneagles、IJNなどの常連に加えKMI groupやRehab Hospital、また、介護施設のディベロッパー(Tuai care hub)などの新規参入者も見られました。

どんな商品がブームか?

前回参加の2019年はVR機器、スマホアプリや遠隔医療などの新商品が見られました。
今回も引き続き、ヘルスケアIT関連企業の展示に加え、最新のリハビリ関係の展示が少し増えた印象でした。

また、日系企業からは、メディトップ、島津製作所からの展示が見られました。

どんな企業にお勧めか?

アセアンを第一候補に海外進出を検討、特にマレーシアで新商品のフィードバックを確認したい。代理店やビジネスパートナーをお探しの皆様にお勧めです。

次回は2023年5月30日-6月1日にKLCCで開催予定です。
出展以外にも冊子への広告掲載、学会聴講なども、お問合せは日本語で「APHMブース出展希望」とタイトルに記載の上、info@hms-malaysia.comまで

HMSは日系企業の海外進出を応援しています!

今回の訪問の目的

  • 1. 今後の展示会の活用に何か変化があるか?
  • 2. 新商品や代理店に関する情報収集
  • 3. コロナ後に再開された展示会を見て思うことがあるか?

オフラインの展示会に参加した感想は、
オンラインと比べてオフラインの展示会のほうが、断然収穫が多い。
受付方法やポスターなどコロナの前とを比べると受付やePosterなどデジタル化が進んだ。
ブース訪問は企業トップとのネットワークが作れたり、関係者を紹介してもらったり、現場にいるからできることが数々ありました。

久しぶりに脚を使った情報収集で少し疲れましたが、展示会への参加は、とても有意義だと感じました。
コロナの規制が緩和され、今後の展示会はさらに盛り上がるのではないかと大変期待しております。
8月末にシンガポールで開催されるメディカルフェアhttps://www.medicalfair-asia.com/への参加も大変楽しみにしています。

まとめ

  • 1. 今後も展示会は有効に活用すべきだが、コロナ後の動きは日本企業は欧州等に比べるとコロナからの回復に時間がかかっており、動きが遅い。確実に新商品に導入が増えているように感じた。
  • 2. 新商品や代理店に関する情報収集だけでなく、展示会へ参加することでのネットワーキングが大きな付加価値であることが再確認された。
  • 3. コロナ後に再開された展示会を見て思うことは、まだコロナの影響はあるものの、従来の展示会に活気を懐かしく思うと同時に、商談会やビジネスチャンスを活かそうという出展社サイドの熱意がコロナ前よりも高いレベルにあると感じた。

最後に、あくまでも個人の意見になりますが、今後日系メーカーは、欧米だけでなく、韓国、台湾、中国メーカーと板挟みのポジション状態におかれる可能性がある。企業単体での出展アピールでは厳しく、例えば、ジャパンパビリオンなどによる、オールジャパンとしての日系メーカー全体としてのプレゼンスアップやバックアップが必要でないかと感じた。

以上、今後マレーシアへの医療、介護ビジネスの進出を検討されている方ご参考になれば幸いです。

マレーシア、医療ビジネス進出、介護ビジネス進出のご相談は
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メールアドレスはこちら ⇒ info@hms-malaysia.com


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